【春の小倉城】
小倉は関門海峡に連なる九州の喉もとの地で、筑前・豊後・日向方面・田川に至る交通の分岐点として要衝の地でした。そこに譜代大名の小笠原忠真が明石から入国、居城してからは城下町はいっそう整備されていきました。
小倉城は天守閣の高さ28.7m、堀からの石垣の高さ18.8mを加えると47.5m。
天守閣は唐造りと呼ぶもので4 階と5 階の間に屋根のひさしがなく、5 階が4 階より大きく石垣は野面積みで、素朴ながらも豪快であり、昔の面影を偲ばせます。春には満開の桜を楽しむ市民であふれ、現在はいこいの場となっています。
【作品の紹介】
ステンレスプレートに、シルクスクリーン印刷技術を適用し、芹田騎郎画伯の「きり絵」原画を再現し、アート性を高めた北九州独自の作品です。
【原画作者】 芹田 騎郎(せりた きろう)
プロフィール
1918 年 北九州市に生まれる。
1935 年 台展審査員 吉田初蔵氏に師事し「きり絵」の製作活動に入る
以後着色技術に取り組みシャープさの中にカラフルな画風を確立
【受賞歴】 北九州市民文化賞日本版画賞、サロンド・パリ賞
フランス・ツージ・マルジス賞、他
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