【小倉祇園太鼓】
北九州市には、小倉の祇園太鼓・八幡の黒埼祇園山笠の二つの県指定無形民俗文化財と、戸畑の提灯山笠の国指定重要無形民俗文化財があります。
このなかで、小倉の祇園太鼓は、小倉で生まれた一人の男の一生を小説にした「富島松五郎伝」俗に言う「無法松の一生」で有名になったものであります。毎年、市をあげて7月に夏祭が行われるこの様子をダイナミックにきり絵にした作品です。
【作品の紹介】
ステンレスプレートに、シルクスクリーン印刷技術を適用し、芹田騎郎画伯の「きり絵」原画を再現し、アート性を高めた北九州独自の作品です。
【原画作者】 芹田 騎郎(せりた きろう)
プロフィール
1918 年 北九州市に生まれる。
1935 年 台展審査員 吉田初蔵氏に師事し「きり絵」の製作活動に入る
以後着色技術に取り組みシャープさの中にカラフルな画風を確立
【受賞歴】 北九州市民文化賞日本版画賞、サロンド・パリ賞
フランス・ツージ・マルジス賞、他
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